今から10年以上前かと思いますが、PICが世の中に出始め、
CPUが100円前後で買えるようになっていた頃の話です。
ネットで、PICの記事を探していると、8PinのCPUで、
LEDを15個制御して、星の一筆書きをするものが、
回路図、ソースプログラムとも公開されていました。
足が8本、電源で2本使うので、ポートとして使えるのは6ピン。
外部にICを使えばどうという事は無いが、その方は、なんと、
CPUとLEDだけで見事に15個のLEDを制御していました。
プログラムを見て、なるほどと感心したものです。
そんなある日、出張で東京へ。
夜の暇つぶしに、ポケットサイズのトランシーバーC601を持っていきました。
築地のホテルで、1200を聞きながら、夕食を食べていると、サーチにかかったQSOの内容が、C601から流れてきます。話題は、その15LEDの星の話でした。
私も知っている話題なので、のんびり聞いていると、話が”動作しない”という方向に向かっています。
QSOしている2人の話を聞いていると、全部の部品を秋月で揃え、組み立てて、
何度も回路を確認したが動かないという話。
そう、気が付いた方も多いと思いますが、PICは買ってきても、プログラムを書き込まないと、動作しません。
教えてあげようにも、こちらはC601で、本体付属のアンテナ。
届くはずもなく、そのままになりました。
私のWebサイトの記事も、PIC使用のカウンターなど、回路を公開していますが、PICに書き込む必要がある旨書いていましたが、
この度、CPU式のLED-12個のマジックアイで、同じ質問が来てしまいました。
本来は、6E5DPICの書き込みサービスはしていなかったのですが、
全部完成させて、通電したら、動かないとのことで、特別に、書き込みサービス、
明日発送ですが、ネットで公開する際は、自分がわかっていても、読む方には、分らない話もあるんだ!と、あらためて認識しました。
もしかしたら、他にも、作ったけど動かなかったと思って、あきらめた方がいるのかもしれないと思うと、少々申しわけない気分です。