電灯線アンテナについて
皆さん 誤解があるようなので説明します。
全盛期のラジオ(昭和30年~35頃)はおそらく90%が電灯線アンテナを利用していたのでは無いでしょうか。
欠点(雑音が多い)も有ったが それを上回る効果も充分有りました。
今の常識で危険と 主張するのは如何かと思います。
電灯線アンテナが主流(90%)だったことを忘れていませんか。
正規にアンテナを付けたラジオも有りましたが、多分少数だったと思います。
残りをループアンテナ(電池管ラジオ) ミユーアンテナ(少数の真空管ラジオ)正規のアース アンテナで分け合っていたと 想像します。
なお八木アンテナはVHF帯以上で用いられるので 0%です。
(この話は最初 何を言っているのか疑った)
ラジオの高性能化と放送設備の充実によるものと思います。
昔 木箱のラジオを分解したら 金属片(銀紙の事もある)が貼ってあるのを見かけたと思います、これは容量アンテナと通称言いますが、対地との間に容量を持たせ アースをとる事を意味します、これも一種の電灯線アンテナです。
昔 ラジオを買ったら アンテナ線がついていた例もあるでしょう、実はこれがアース(容量アース)になる電灯線アンテナの始まりなのです。
なお 貼付の画像はNHKラジオ技術教科書 基礎編の「電灯線アンテナ」のページです。
特長だけでなく 欠点も書かれています、より良い受信を望むならループアンテナ(ミユーアンテナも含む)を使えばよいわけです。