ラジオ教育研究所の通信教育を「初歩のラジオ」の広告で知って受講しました。
1969年、田舎の小学校の6年生のときでした。テキストは6巻+「初等ラジオ
数学」でした。今でも、スキャンして持っています。コイルデータなどが載って
いますので。「故障発見器」という、ネオン管式の検電ドライバーに相当する
ものも付いてきました。
内容は小学生には難しかったです。そもそも字体が古いうえ、「乃至」なんて
読めませんでした。用語も古く、「高声器って何?」といった苦労がありました。
一次方程式さえ習っていませんし。でも、三ペン → 高一 → スーパーと回路図、
部品表、実態図が載っており、結構楽しめました。最後にトランジスタも少し
出てきましたが、2Txxとか2N135とか、初期のタイプでした。
各巻ごとの終わりのほかに、終了テストがありましたが、計算問題が難しくて
さっぱり判りませんでした。しかし翌年、中学一年生になっていたときに終了
テストが新しくなったのか、新たに終了テストの問題が送られてきて、簡単に
なっていたのでなんとかパスすることができました。
近所の友人は最初別の通信教育(入学から卒業までわずか1ヶ月という「東京
電波学会」の通信教育だったかも)を受講したのですが、内容が不満だった
らしく、新たにラジオ教育研究所の方も受講しました。
以上、懐かしい思い出です。